管理栄養士の知識を活かして働きたい

— アイメックRDへ入社されたきっかけを教えてください。
N.Y:アイメックRDに入社する前は、別会社のSMOで治験コーディネーターの仕事をしていました。前職の仕事に使命感を感じてはいましたが、管理栄養士の知識を活かせる仕事をしたいと思ったのが転職のきっかけです。転職活動中、エージェントの担当者にアイメック(アイメックRDの前会社)を紹介されたのですが、その時に、食品も臨床試験を行うことを初めて知りました。それで会社の事業に興味は持てたのですが、紹介されたポジションが営業職だったんですよね。私自身、営業職はやったことがなかったので一度はお断りしました。しかし、食品試験であれば管理栄養士の知識が活かせるかもしれないと思ったことと、仕事を紹介して下さった方からの後押しもあり応募してみたところ、無事内定をいただき、入社することに決めました。

— もともと営業志望ではなかったのですね。それなのに、なぜ入社を決めてくださったのですか。
N.Y:もちろん当時は他企業へも応募しておりました。治験コーディネーターの仕事だったと思います。ただ、治験コーディネーターの仕事を選択したら、当時の仕事と変わらないと思ったことと、管理栄養士の知識を活かして働きたいという気持ちも強かったので、食品臨床試験に関われるアイメックを選択しました。

— キャリアチェンジを目的とした転職活動だったのですね。
N.Y:そうですね。営業職には少し不安はありましたけどね。アイメックはその時、食品臨床試験の受託事業の立ち上げ期で、自分達で一から事業を創れるというのも面白いのかなとも思い、まずはやってみよう!という気持ちでした。

誰かがやらなきゃと考えたときに、自分がやるという前向きさ 

— 入社してから、まずどんな業務からはじめましたか。
N.Y:最初は、治験と食品臨床試験の受託営業として製薬メーカーや食品メーカーを1社ずつ回ったり、出展している展示会に出たり外回りの仕事が多かったですね。あとは自分で試験概要や見積もりを作ったりもしていました。営業は初めてだったので、まずは名刺の渡し方から学びましたね。今では名刺交換やお客さんに説明するのは慣れっこですが、当時は恐ろしく緊張していました。ただ、それもやっていくうちに慣れてきて、営業未経験でもやればできるんだなと思いました。

— とても前向きですね。その後は順調に営業の仕事にも慣れていかれましたか。
N.Y:そうですね。ただ、入社して1年たった後、IRB(倫理審査委員会)事務局業務を任されることになりました。慣れない営業業務と新しい業務と二足のわらじで大変ではありましたが、誰かがやらなきゃと考えたとき、自分がやります!という気持ちでした。ただ、IRB事務局業務の量が増えてきてしまったので、今は営業の仕事からは外れて、IRB事務局業務がメインとなっています。

— N.YさんからみたIRBの仕事ってどんな仕事ですか。

N.Y:臨床試験の大事な1つの工程ですね。IRB自体は1日で終わりますが、そこで審査が通らないと試験を始められません。そしてIRBに審査をお願いするにあたって、きちんと書類を揃える必要があります。書類を揃えるといっても、研究のルール、倫理指針に沿って書類が作成されているか、というのが大事になるため、細部まで気を配る必要のある仕事です。ただ単にIRBの運営をするというだけではなく、臨床試験を始めるにあたっての大事な1歩を任せられているというか、そういう大きな意味のある仕事だと思います。

— 今までに企画営業部で苦労したことなどありますか。
N.Y:入社した当時は、教育の手順書もノウハウも何もなかったので、全てがゼロベースでしたね。営業資料と呼べるものもなかったですし、IRB運営の手順書ももちろんなく、自分で作りましたしね。本当に0から1にすることが大変でした。正直何回か逃げようと思いましたが、結局仕事に戻るという…。なんでしょうね、飽きないんだと思います、アイメックRDの仕事って。単調ではないんですよ。

— 企画営業部はどんな雰囲気ですか。
N.Y:主体的に動くチームだと思います。以前は、メンバーもどちらかというと受け身体質で主体性に欠けていた気がします。もちろん自分たちの仕事に責任はもっていましたけどね。しかし、2020年に、本社がRDサポート(グループ会社、株式会社RDサポート)と同じオフィスに移転して、同じオフィス内で仕事をするようになってから、RDサポートのメンバーの働き方や文化・風土を身近に感じることができた結果、自然と受け身から能動的に変わりましたね。
働く環境が変わったことに加えて、企画営業部のメンバーが増えたことも大きいと思います。企画営業部は営業、学術、業務推進、事務局とチームがあり、各メンバーが異なる仕事をしています。自分自身の仕事に、他のメンバーの仕事や知識が合わさることで、よりよいサービスをクライアントに提供することができています。みんながプロフェッショナルな気持ちを持って、仕事に向き合っていると思います。

— 普段はどんなコミュニケーションを取っていますか。
N.Y:リアルなコミュニケーションと、チャットでのコミュニケーションと半々ぐらいですね。ちなみに、私が一番テレワーク多く活用しています。メンバー同士話しかけやすいので、テレワークだからといって、コミュニケーションに困るということはないですね。企画営業部はそれぞれの働き方や業務スタイルを尊重し合っているので、仕事がしやすい環境だと思います。

今まで経験してきた業務が「繋がる」楽しさ

— N.Yさんにとって、お仕事のやりがいを感じるときは、どんなときですか。
N.Y:IRB事務局業務は一見事務作業のようにもみえますが、クライアントと密にやり取りをすることも多いので、営業の経験が活かされていると感じます。今まで経験してきた業務の経験が繋がって、活かせていることにやりがいを感じますね。現在はIRB事務局の仕事の他にも、治験事務局業務を行ったり、臨床試験の研究計画のコンサルティングを行ったりと幅広く仕事をしています。コンサルティング業務はいまだ勉強途中ではありますが、IRB事務局業務の知識が活かせるので、ここでも経験したことが繋がっていますね。

— 素晴らしいですね。着実に営業で経験したこと、IRB事務局業務で経験したすべてが繋がって、さらに新しい業務にも活かせているんですね。今後、N.Yさんが課題としていることや、目標にしていることはありますか。
N.Y:自分が学んだことを、社内に伝えていく必要があると感じています。もちろん、わからないことがあれば知っているメンバーにすぐ確認はできますが、マニュアルがあれば誰かに質問しなくても個人で解決できることがあると思います。そういった教育という部分を今後は充実させたいなと思います。
あとは、電子化ですね。いまや、来院せずとも完結できる臨床試験も増えてきています。そういった中で、会社が今後生き残っていくためには、DX化が必要だと感じます。新しいことにチャレンジするのが好きなので、会社に新しい価値を作れるように、今後も自分ができることをやっていきたいと考えています。

— 最後に、どんな方にアイメックRDにきてほしいと思いますか。
N.Y:そうですね。やはり臨床試験に興味があって、ちょっとしたことでも自分でチャレンジしたいなって思う方にきてほしいですね。自ら考えて動くことができる場所だと思うので。