機能性をもった食品の海外展開を考えるとき、必ず障壁となるのが各国のレギュレーションです。国によって異なるレギュレーションにどのように対応していけばよいのか、どのような価値をアピールできるのか、素材の可能性と科学的根拠とレギュレーションを並べながら戦略を組み立てていくことが求められます。

2023年1月より海外展開をお考えの企業様に向けて、戦略を組み立てる上で必須のレギュレーションと科学的根拠に焦点を充てた初のシリーズセミナー「健康食品事業の海外展開に向けて~レギュレーションのポイントを押さえた食品研究とは~」を株式会社グローバルニュートリショングループ、CPCC株式会社、株式会社アイメックRDの3社共同でシリーズにて開催しております。

第7回は「レギュレーション~台湾編~と口腔機能の改善を目指した研究開発の現状」と題しまして、株式会社グローバルニュートリショングループの武田猛氏より台湾のレギュレーションについて、また、CPCC株式会社の顧問であり鶴見大学歯学部前教授、ドライマウス研究会代表の斉藤一郎氏より口腔機能の改善を目指した研究開発についてお話しいただきます。

次回以降も各国の状況や科学的根拠の示しかたに関する情報を発信してまいりますので、どうぞご参加ください。

*3社協業のプレスリリースはこちらから
https://www.value-press.com/pressrelease/307861


シリーズセミナー第7回「レギュレーション~台湾編~と口腔機能の改善を目指した研究開発の現状」

■テーマ:第7回「レギュレーション~台湾編~と口腔機能の改善を目指した研究開発の現状」
■開催日時:2023年7月19日 (水) 16:00〜17:30
■開催形式:オンライン(Zoomウェビナー)
■参加費用:無料
■登壇者
・武田猛氏(株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長)
・斎藤一郎氏(鶴見大学 歯学部 前教授、ドライマウス研究会 代表)
■詳細・申込:https://rdgroup.seminarone.com/gng_cpcc_imeqrd_seminar_7th/event/

■概要
講演① レギュレーション~台湾編~ / 武田猛氏

台湾の広義の健康食品は以下の3カテゴリーに分類されます。
1.「健康食品」
2.いわゆる健康食品
3.健康と思われる一般食品
この内、「健康食品」は台湾政府が認可して健康強調表示を許可している食品であり。個別認定型と規格基準型があります。本セミナーでは、台湾「健康食品」の概要について解説します。

講演② 口腔機能の改善を目指した研究開発の現状 / 斎藤一郎氏

食べる。味わう。話す。笑う。私たちが日々意識をせずに行っているこれらのことが、できなくなってしまったら…。口は、身体機能の維持や記憶・学習能力、QOLに深く関わっている器官であり、口腔の老化はメンタルヘルスにも影響を及ぼします。
最近では口腔機能の低下(オーラルフレイル)が全身の老化に先立って起こることが明らかとなり、口腔機能を維持・改善するのに有効な対処法が求められています。口腔を全身の健康の中で考える新しい研究開発によって最先端の学術的な知見を一般の人々に広め、機能性のある製品を普及させることで、社会課題を解決することが急務とされています。
超高齢社会を迎えた今、老化を防ぎ、生活の質を高めて元気に生きるためにオーラルケア用品の開発を産学連携で実践する。それが、今求められていることであり、本セミナーではこれらの現状について概説します。

◆今後の予定◆

第1回:初めての海外展開と機能性についての科学的的根拠の重要性
第2回:ヘルスクレームの国際比較と研究倫理の重要性

第3回:レギュレーション~米国編①~と試験デザイン
第4回:レギュレーション~米国編②~とパーソナライズデータの臨床試験への適用
第5回:レギュレーション~EU編①~とストレス、冷え、不眠を例に機能性(有効性)評価の進め方
第6回:レギュレーション~EU編②~
第7回:レギュレーション~台湾編~と国内の機能性表示食品届の事後チェック指針
第8回:食品研究の最前線~腸脳相関と免疫~
※テーマおよび内容は変更することがございます。