機能性をもった食品の海外展開を考えるとき、必ず障壁となるのが各国のレギュレーションです。国によって異なるレギュレーションにどのように対応していけばよいのか、どのような価値をアピールできるのか、素材の可能性と科学的根拠とレギュレーションを並べながら戦略を組み立てていくことが求められます。

2023年1月より海外展開をお考えの企業様に向けて、戦略を組み立てる上で必須のレギュレーションと科学的根拠に焦点を充てた初のシリーズセミナー「健康食品事業の海外展開に向けて~レギュレーションのポイントを押さえた食品研究とは~」を株式会社グローバルニュートリショングループ、CPCC株式会社、株式会社アイメックRDの3社共同でシリーズにて開催しております。

第3回は「レギュレーション~米国編①~と試験デザイン」と題しまして、株式会社グローバルニュートリショングループの武田猛氏より米国のレギュレーションについて、また、京都府立医科大学准教授の髙木智久氏より食品研究をヒト臨床試験にて行う上での設計上の留意すべきことなど、ご専門の腸内細菌叢研究のご経験と照らしてお話しいただきます。

次回以降も各国の状況や科学的根拠の示しかたに関する情報を発信してまいりますので、どうぞご参加ください。

*3社協業のプレスリリースはこちらから
https://www.value-press.com/pressrelease/307861


シリーズセミナー第3回「レギュレーション~米国編①~と試験デザイン」

■テーマ:第3回「レギュレーション~米国編①~と試験デザイン」
■開催日時:2023年3月22日 (水) 16:00〜17:30
■開催形式:オンライン(Zoomウェビナー)
■参加費用:無料
■登壇者
・武田猛氏(株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長)
・髙木智久氏(京都府立医科大学 医療フロンティア展開学・消化器内科学 准教授)
■詳細・申込:https://rdgroup.seminarone.com/gng_cpcc_imeqrd_seminar_2nd/event/

■概要
講演① レギュレーション~米国編①~ / 武田猛氏

米国ヘルスクレーム制度と安全性に関する関連法規を2回に分けて解説します。今回は、FDAの審査・許可によるヘルスクレーム制度(NLEA)と、企業の評価で構造/機能表示が可能なダイエタリーサプリメント健康教育法(DSHEA)について解説します。

講演② 腸内細菌研究と食品機能性研究の接点~日本人腸内細菌叢エンテロタイプの知見から~ / 髙木智久氏

我々は、日本人の腸内細菌叢が5つのタイプ(エンテロタイプ)に分類されることを報告してきました。このエンテロタイプ形成には食習慣や併存疾患が関与するだけではなく、食品の機能性発現に影響する可能性を見出しており、本講演ではこれらの知見をご紹介します。

◆今後の予定◆

第1回:初めての海外展開と機能性についての科学的的根拠の重要性
第2回:ヘルスクレームの国際比較と研究倫理の重要性

第3回:レギュレーション~米国編①~と試験デザイン
第4回:レギュレーション~米国編②~と論文情報の読み解き
第5回:レギュレーション~EU編①~と統計解析①
第6回:レギュレーション~EU編②~と統計解析②
第7回:レギュレーション~台湾編~と国内の機能性表示食品届の事後チェック指針
第8回:食品研究の最前線~腸脳相関と免疫~
※テーマおよび内容は変更することがございます。